ほぼほぼ私的メモ。
きのくに線を走る特急列車「くろしお号」に、いつからか自動放送が導入されました。声の主は西村文江さん。JR西日本管内ではおなじみのあの声です。現在、くろしお号には283系、287系、289系と3種類の車両が走っていますが、現在のところ自動放送が聞けるのは289系だけのようです。
馴染みのある路線に今までなかった自動放送が導入されるというのは、鉄道の放送に関心を示すタイプのオタクである自分にとってなかなかそそるところがあります。とりわけ自動放送においては、「文節」と呼ばれる、放送文面をパーツごとに分けたものがあるのですが、やはり日常よく聞けるようなものから、狙わないと聞けない珍しい放送パーツというものもあったりするわけで、特に後者についてはより一層お目にかかりたい欲求にかられがちなのです。
というわけで289系にありつくためにはどのくろしおに乗ればいいのか、簡単ながら以下にまとめておきました。主に自分のメモとしての要素が強いですが、何かしらの参考になればと思います。
なおくろしお号に詳しい有識者オタクの方々によれば、車両の運用は固定なので、突発的な車両変更がない限り特定車両を狙うことは容易であるとのこと。
運用は時刻表にも乗っており、とりわけ283系なんかは「オーシャンアロー車両で運転」「パノラマグリーン車付」などといった文言があるのですぐわかります。時刻表によっては287系と289系の運用がわからないものもありますが、JTBの発行する時刻表には車両形式が掲載されていて大変便利です。今回はこれを参照したいと思います。
* 時刻・ダイヤ等の情報は2019/8/10現在のものを参照しております。また夏季運転等の臨時列車は省略しました。表示時刻等に誤植があったらごめんなさい。
下り 白浜・新宮方面
時刻表で289系の運用が示された列車を抽出してみました。
下り列車の行先はオーソドックスな「新宮」「白浜」行きのほかに、「紀伊田辺」行きが1本、「和歌山」行きが3本設定されています。このうち289系での運用があるのは前者2つと、和歌山行き3本のうち最終となる35号なので、行先放送のパーツは3種類の存在が伺えます。
気になるのが最終の和歌山行き。和歌山行きくろしお号は今年あたりのダイヤ改正で1本から3本に増やされたため、いわゆるレア行先から半ば脱した状態になりましたが、自動放送にありつけるのは35号だけなので、放送オタクとしてはレアな部類に入るかもしれません。でもパーツとしては紀州路快速と殆ど内容が重なりそう
また35号の和歌山到着は23:58であり、そこで足が途絶えるため、必然的に和歌山駅近くで泊まらざるを得ない状況になります。取材難度は少々高めといったところでしょうか。(ちなみにダイヤ改正前、1本しかなかった時代の和歌山行き31号では、乗車後に上り最終で折り返せば大阪駅まではとんぼ返りできました)
なお和歌山駅前には比較的安価に泊まれる簡易宿所「ファーストキャビンステーション」があるほか、南に進んで宮前~紀三井寺のあたりにはおなじみ「快活CLUB」があります。セーブポイント情報でした。
ちなみに下りに1本だけ設定されている紀伊田辺行き31号は287系での運行なので、定期では自動放送にありつくことはできない模様。パーツが用意されているのかどうかが気になるところ。代走とかで日の目を浴びたりしませんかね(強欲)。
また、途中の停車駅パーツの面では和泉府中に関する放送は最終の35号でしか流れない模様。でも関空・紀州路快速で事足りるじゃん
上り 新大阪・京都方面
続いて上り列車の行先は「新大阪」行きと「京都」行きの2つがありますが、289系が運行するのは全て新大阪行き。京都行きは新宮を6:30に出る12号の1本だけで、287系が充当されるようです。
どちらかというと行先より始発駅にバリエーションが多く、朝方には和歌山始発が2本、海南始発が1本設定され、通勤特急的な要素を兼ねていることが伺えます。289系はそのうち海南始発に充当されるようです。・・・ただ自動放送の面で言うと、始発駅が違っても特段珍しいパーツが流れるわけではないので興味は正直薄れがち。下りに海南行きとかあったらなぁ(妄言)。
停車駅パーツに関して、下りでは最終1本でしかありつけない和泉府中パーツでしたが、上りでは朝方に2本設定されているので、こちらを狙うと難易度がいくらか下がるのではないかと思います。
まとめ
287系はかわいい
抱き枕にしてグッズ展開とかして
欲しい!
最後までお読みいただきありがとうございました。