ぬる湯ま

よく錆びます。

「満開祭り4」に行ってきた

下記の文章にはアニメ本編・公演内容のネタバレが含まれている恐れがあります。また記憶力の不足などで、記事内容が事実と異なっている可能性も否めません。訂正等のため、事後的に加筆・修正を加える場合もございます。悪しからずご了承ください。「アニメは最後まで観たの?」

 

 

 6月12日、立川ステージガーデンにて開催された「満開祭り4」に参加しました。

 

 ある動画がきっかけでどっぷりハマることとなった「ゆゆゆ」の世界ですが、まさかライブイベントにまで来ることになろうとは・・・。諏訪旅行の帰りのバス車中で一般販売のチケットを取り、時給と引き換え土日休みをこじ開け、埼玉の片隅の誰もいない場所*1から電車を乗り継ぐこと1時間半、はるばる立川にやってきました。

 

 参加した感想、それは感涙、感涙、そして感涙に尽きます。オイオイ泣いた。身体中の穴という穴から液体が出た。五感で作品を浴びる迫力というのを思い知りました。参加して本当によかった。改めて今も泣きそう。なんだろう、こうこうこういう理由でっていう理屈じゃなくて、気づいたらもう目汁が垂れていた。そういう感じです。履修してたった数か月の自分ですらこうなっている、その迫力たるや。マスクがあって良かった。マスクの下は目汁でぐちゃぐちゃです。

 

 人生初のライブイベント、その記憶と熱が冷めやらぬうちに思い出を書き残しておこうと思います。ネタバレ云々に関する塩梅はよくわからないので、公演内容に関する記述は程々にしておき、個人的に思った感想や知見を書いていきます。箇条書きの殴り書きでご容赦ください。後になって適宜追記があるかも。

 

入場開始後~開演前

 入場開始時間を迎え、いざ会場内へ。座席の場所を確認して中に入ると、大きな空間が目の前に広がる。一面の椅子、そして奥にステージ。会場内を薄く白い靄が漂う。「ライブに来た...!」という実感を得る。

 指定席は3階Cブロック内。ステージから見て正面の3階部分。入場前は「ステージが遠くて演者さんが見れなさそうだな」と思っていたが、思っていたよりかは距離もなく、個人的には不便を感じず。

 確かに演者が小さく見えてしまう点は否めないものの、ステージ背面にはカメラ映像も投影されるので、それで十分と感じた。双眼鏡持参勢もいた。演者さんの姿をしっかり拝むためには持参した方がいいかもしれない。個人的な感想としてはむしろステージと距離が保たれているため、下を見下ろす感じにならず、首が疲れないで良かった。歌舞伎座のような高低差を想像していたので、それと比べるとといった具合。

 

開演

 照明の落とされた場内に開演のアナウンスが響き、拍手に包まれながら声優さんが舞台に登壇。この手の人を生で見るのは初めてで、やたらドキドキした。夜の部では、讃州中学勇者部6人とのわゆ組5人の計11人が登場。

 続いて開会の挨拶や自己紹介などが始まる。前回の満開祭りから4年ぶりですって。昼飯はカレーらしい。衣装は各キャラをイメージした物らしく、三好夏凜役・長妻樹里さんの真っ赤なドレスや、土居球子役・本渡楓さんのオレンジの差し色があしらわれた衣装の他、上里ひなた役・高野麻里佳さんの巫女服を彷彿とさせる赤いスカートなどが印象的。

 結城友奈役の照井春佳さんがひたすらわちゃわちゃしていた。自由な空間が広がっていた。風先輩役・内山夕実さんの滞りの無いMC力に度肝を抜かれる。進行上手すぎ。

 演者の発言や進行に合わせて、劇場内の照明や音楽が展開されていく。その間合いが非常に的確。一見自由気ままに喋っているようで、入念に計算された台本の通りに事が進んでいるのかなとも思う。ライブって凄いんだな。

 

バラエティコーナー

 「チーム対抗勇者対戦」「勇者必殺じゃんけん」という題でそれぞれ勇者部チーム・のわゆチーム対抗型のゲーム企画があった。声優さん同士の絡みを拝める時間。突然、本渡さんが照井さんに告白しだしたり、友奈と高奈を兼任する照井さんのわちゃわちゃした立ち回りといった見どころがあった。内山さんと黒沢さんの歳の差を感じさせないような仲睦まじい感じも好き。old sister.

 

アシタノハナタチ

 バラエティコーナーの次だったか、どこのタイミングか失念してしまったが、比較的前半のタイミングでアニメ3期のOP曲「アシタノハナタチ」が歌唱された。当たり前だけど、普段イヤホンで聞き流すときとは迫力が段違い。ゆゆゆの中で一番好きなので嬉しい。これから日常生活でこの曲を聴くときは、満開祭りの思い出も添えられるようになると思うと幸せ。思い入れが増します。

 

生アフレコ

 アニメの名場面ダイジェスト映像に合わせて生アフレコをするコーナー。どうやら満開祭りにおける大きな目玉らしい。これが凄かった。アニメを五感で浴びるという貴重な経験をした。

 

 今回アフレコするアニメ3期の中でも、「乃木若葉は勇者である」パートは特に話が重い。びっくりするほど重い。そんな場面の各セリフのみならず、嗚咽、血を吐く音、泣き叫ぶ声に至るまでが直に響いてくるのだから、本当に恐ろしい空間だった。本編アニメですら見ててずっしり来る内容なのを大迫力の生声で再現されていったら、そりゃ感極まる。

 また本編に合わせ、勇者が減る(!)ごとに声優さんも舞台からはけていく(!!!)という、しれっと恐ろしい演出をやる。アニメ3期では初っ端から絶命している杏と球子のシーンも、小説版での詳しい描写を読んでから見ると、その重さが段違い。それを生アフレコでやるんだからそりゃあ泣く。

 

 そして大満開の章、第7話で千景が若葉に・・・

 

 

 千景「乃" 木" 若" 葉" ー" ー" ー"!!!」

 

 ぼく「(あ" あ" あ" あ"あ" あ" ! ! !)」

 

 鈴木愛奈さん迫真の叫び声が会場中に轟く。全身に鳥肌が立つ。しっかり泣いた。勇者部活動報告のラジオで「高嶋ひゃん...」って言ってるのと同じ人とは思えない気迫。この体験を経てから本編アニメ見返したら今までの2倍は泣くようになる。この瞬間を現場で浴びれただけで、なんというか、上手く言い表せないけれど、満たされた気がしました。

 これ夜の部はのわゆ編だから重い展開で涙する流れになってるけど、昼の部のくめゆ編はどういうテンションでやってたんだろう。ちなみにラジオのあの回*2はめちゃくちゃ好き。

 

 西暦勇者編の後は最終回「いつまでも続く喜び」に進み、讃州中学勇者部の4年後が描かれる場面へ。のわゆパートの生アフレコを体験してから観る最終回の温もりたるや。3期ED曲「地平線の向こうへ」の歌唱もありました。しっかり涙出た。

 

勇気のバトン

 満開祭り最後の演目らしい。今までの演出で感極まってるところにこれを流されたら言うまでもなく泣く。西暦勇者編の死闘と、讃中勇者部の決戦を経ての大団円、全体の最後に流す曲に相応しい雰囲気でした。1番を讃中勇者部組が歌い、2番から西暦組が合流する流れも、色々な思いが重なっていく大満開の章のストーリーに合致しているようで良い。あ~~~~~~~~

 

閉会の挨拶

 最後の演者挨拶のお時間。乃木園子役・花澤香菜さん「『振り落とされるなよーっ!』はミノさんに向けて」涙出た。長妻さん「今日(6月12日)は夏凛のお誕生日」めでたい。こんな日に満開祭りが開催されるなんて良い縁があるんだなと思う。犬吠埼樹役・黒沢ともよさん「17歳から26歳まで演じ続けるとは」!!!。など

 鈴木さんが内山さんに向かって「同じ闇堕ちした者同士」って絡みに行ってたのが面白かった。鈴木さんはアニメ1期から見ていたらしい。その横から本渡さん「私も好きですよ」濃いい相関図が書けそう。

 そして終演時、演者さんが舞台袖にはけていく際、内山さんの「夏凜おめでとーっ!」に応える形で長妻さんがありがとう!と手を振り、満開祭りは閉幕。幸せに包まれた良い日だなと思いました。めでてぇ!

 

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 そんな形で、人生初のライブイベントは無事終わったのでした。この前日はアニメ制作陣の登壇するトークライブ「BONKLIVE」にも参加しており、本当に充実した週末でした。しばらくは当日の思い出に浸って過ごしています。またいつかこういうイベントがあったら参加したい。ひとまず満開祭り4のBDを手に入れ、家で上映しながらもう一度泣きたい。そんな感じです。

 

 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。