畏れ多くも参加させていただきました。今記事はその編集後記です。
以前どっかしらで酔っ払いながら「編集後記をニコ生形式でやりたいね~」などと言っていた気がしますが、酒が抜けて冷静になった状態で考えてみれば、そもそも私にニコ生を一人で切り盛りできる程のトーク力なんか無いじゃんかというわけで、ここは発言をなかったことにして、今更ながらブログにこっそりまとめることにした次第です。ちなみにこの記事は酒を飲みながら書いています。合作は最高の肴。
絵コンテ方式で紹介していくよ
でも動画の解説を文章でやるのは苦手なので、絵コンテっぽく画像を配置したスライドを使用してビジュアル的に解説しようかなと思います。合作本編に対して着想元の映像がどう対応しているかが一目でわかるようになっていれば幸いです。
#1
まずは場面#1について。以前にも書いた通り、私は今回セルフリメイク要因として呼ばれたため、いわずもがな原作sm27804005『ShirahaMermaid Girl』の構成をトレースしています。担当パート全体の軸としては、この動画をトレースしながらその上に他の過去作要素を上乗せしていくような感じで。
とはいえド冒頭から原作そのままを再現しても面白くないので、カットを細かくしてみたり、一部映像に単色化エフェクトをかけたりして「このパートは過去作の回想やぞ」と思わせたつもりでいます。思われなかったら私の負け。勝負の行方やいかに
映像は当時使用したものと同じものを使用しました。なぜ、引退した車両の映像なんてもう新しく撮りに行くことができないので。リメイクパートとして立ち回る上で結構頭を抱えた点でもあります。一歩間違えれば過去作の"焼き直し"と捉えかねないリスクがあります。
こんなパートただの焼き直しやんけ!と言われるか、過去作リスペクトとして昇華されるか、この合作における各作者さんの腕の見せ所なんだろうなと思います。私の腕はどうなってんだろうな。
くろしおヘッドマーク再現の部分は新しく図形を起こしました。図形を描くのはすこぶる面倒なので、初めは横着して原作で使用した画像ファイルをそのまま突っ込んだのですが、上手くハマらなかったので結局描き起こしました。
余談だけどくろしおのヘッドマークには色味が違う2種類があるらしいんですよね。どっちを採用した方が良かったんだろう。
3枚目のシーンではより露骨にリメイク感を出したつもり。同じ画像を使い、テキストにも同じブラーエフェクトをかけています。「和歌山・白浜方面~」のモーションは幕回しをイメージしました。
#2
「昭和53年10月から~」の台詞合わせに続く部分は、原作sm27804005の1:00~から着想を得ています。381系にまつわる写真をいっぱい流す場面です。ただし今回は1枚ずつ画像を羅列する方法から、拡大縮小を使ってダダダダッという感じに写真をいっぱい流していく方法に変えました。
ここの編集には明確な着想元があり、以下の通りです。
2期主題歌の緊張感くるおしい程すき。sm27804005との関連性はありません。ただ私が個人的に没入している演出として取り入れました。この合作を編集していた当時はこんなコンテンツにハマっていたんだなぁというタイムスタンプ的な意味も込めています。1期みて2期の緊張感を味わって大団円の3期を見たら泣くに決まってんだよな。
#3
2期OPで涙腺の動作確認を済ませつつ、再び原作のトレースに戻ります。#1同様、回顧感を出すために単色化の処理をしています。
合作本編の右下に表示されているテキストはsm25490812『上京36号』より。当合作に限らず様々な場面で流用しているテキスト配置です。本当はsm34494795よろしく「筑紫Q明朝」というフォントを使いたかったのですが、この合作に手を付ける頃にはLETSの学割サブスクの利用期限が満了しており・・・。
この合作は下車を主戦場としない方々も視聴するだろうということで、鼓膜が下車的台詞合わせに慣れていない方にも内容が掴めるように、担当パートの台詞合わせの殆どを文字起こしすることを意識したりしなかったりするOshama Scramble!になりました。
#4
#4では、リメイクパート最大の見出しとして、過去の映像をそのまま今の映像に置き換えるやつをしました。『Chuo Sunrise』の逆パターン。
時系列が一気に進むことを伝えるため、スマホで動画を流したのを撮影→直後に同じ場所、同じ構図でパンダくろしおが走ってくるという撮影を試みましたが、効果はありましたでしょうか。
ShirahaMermaid Girlリメイクパートのためだけに湯浅駅まで赴きました。駅舎とホームがきれいにリニューアルされててたまげた。よって構図もちょっとズレている。 ここ以降、合作に使用する動画は殆ど新録したものを使用しています。これで懐古パートとの温度差が出ていれば本望。合作の取材費って経費で落ちない?
#5
ここからはsm27804005前半にある "型式別列車紹介シーン" のリメイクです。すべて新しく撮影した映像・写真を使っています。
それぞれのシーンについて細かい由縁は特にありませんが、287系パンダくろしおの車両ごとにラインカラーが変わるカラフルな感じとか、283系オーシャンアローの颯爽としたかっこよさとか、そういうのが出せていれば良いなと思います。
オーシャンアローが水色の光線になって消えていくやつは、アローにちなんで矢っぽいアレをアレしたかったやつ。意外と弓矢の軌跡が消えていくモーションが作りにくいんだなということが分かった。もっとアニメとか見て研究しないとね。今回は「斜めブラインド」でお茶を濁した。
しらさぎのお古であるところの289系については、もう「+289」っていう程の新参ではなくなったし、申し訳ないけれどこれぞというキャッチフレーズが浮かばなかったので、別動画の要素を組み込むことにしました。「sm30446916」と「sm21139445」です。
個人的にsm21139445を「これ気づく人いるかなぁ~、いたら気持ちいいなぁ~~」などと思いながら取り入れましたので、気づいた方は拙作を丹念に見られている変態ということで、今度一緒に飲み行きましょう。
音声的な話をすると、この辺りでメインの台詞合わせとは別に裏の方で「くろしお1号、91号、26号・・・」と流れている箇所がありますが、これは完全に『Lost_in_the_kyusyu』を意識しています。なぜ。好きだから。
#6
最後に2つ映像を流して担当パートは終わりです。テキスト表示はsm39198519だったり、sm37797199だったり。
前者の映像はJR大阪駅ノースゲートビルディングにある「和らぎの庭」という展望スポットから、後者はJRきのくに線沿線の「紀三井寺」から撮影しています。なんやかんや沿線から腰を据えて南紀特急を撮影して回る機会はこれまであまりなかったので、楽しかったです。
まとめ
・セルフリメイクを作るのは意外と大変!
思ったより着想の話に偏った編集後記となってしまった。もっと技術的な話題を出したほうが皆様の役に立ったのかもしれない。
また上映会かなんかで好きなポイントの感想を言いあったりして気持ちよくなるやつをやりたいですね。それこそ、そういうのはニコ生を使ったりするのが良いのかもしれない。なんか面白そうな企画を立てられたら良いなと思います。あ、ビールが切れてしまった、そろそろ寝るか。では
あ~~参加者各位の編集後記が早く読みたいな~~~~~~