ぬる湯ま

よく錆びます。

5月のブログ錆び取り

 

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前回はこちら

287mia.hateblo.jp

 

ゆかめ線、約3か月ぶりの更新。

見事に錆びました。いいえブログ更新は錆びてからが本番です。今ここを覗いている各位もブログを更新してください。

 

言い訳をさせていただくならば、3ヵ月も近況報告記事を怠るくらいには何も大きなイベントが起こらなかった、というところでしょうか。おかげさまで他人に「最近面白いことあった?」と聞かれても、何も返答できない始末。「いや特に...」が最近の僕の常套句と化している。

どうして周りの皆はあんなに世間話を面白く展開できるのでしょう。その話術はどこで培われたのか。それだけ日常が面白イベントに満ち溢れているのか。疑問は尽きません。

 

ーーー

近況が吐けない

 

ブログを開設した目的の1つに、近況や思い出話を記事としてストックしておくことで、他人と世間話を交わすときの引き出しとして役立つのではないかという考えがありました。

 

ある体験をする。それを記事にまとめる。まとめるために思い出を振り返る、より興味を引いてもらえるような表現を考える・・・

そうして練り上げた記事をストックしておくことで、例えば誰かに思い出話をするとき、その時何があったのか、自分はどう思ったのかなどといった情報を、ある程度簡潔に伝えることが出来るのではないかと思ったのです。いわば感情のアルバムです。

早い話、「最近何かあった?」という質問に対して、「ぼくのブログにまとめてあるよ」と答えてしまえば全てが済んでしまう話だったりします。

 

しかしここで一つ問題。

 

「最近何かあった?」と問いかけてくる相手が、例えば職場の人だったら。学校の友人だとしたら。どうなるでしょうか。

ここで上記のように「ブログ読んでください」などと申せば大事故です。ハンネが割れます。Twitterが割れます。インターネットでの素行が露呈します。 

 

そしてこれになります↓

 

すなわち、ネット開示してない相手においそれとブログをお見せするわけにはいかないのです。

いやいや、それを頭でまとめて相手に話せば穏便に済むじゃないの。それはそう。でもその"頭でまとめて口から発する行為"が一番難しいじゃないですか。それができないから今日までコミュニケーション能力皆無を自称している。かといってブログを読んで聞かせるわけにはいかないし、世間話程度の会話にそこまで労力割いたらまず相手がドン引く。

結局のところ、いくら文章でストックしてたところで口に出なけりゃ意味がないという、途方もない結論に至りました。めでたしめでたし。

 

・・・そう結論付けても良かったのですが、今回考えていたのはそういったものではありません。

 

ブログの過去記事を読み返してみました。書いてある内容は概ね「●●へ旅行した」「動画を投稿した」「列車の写真を撮った」「最近見たアニメの話」などなど。 

そう、何を隠そう内容の大部分がオタク要素丸出しなんですよね。

職場や学校の知人を相手にして話す近況ではない。そもそもネット開示してない相手にブログ開示するしないどころの話ではなかった。オタクじゃない人間に向かって話していい話題ではないのです。日常的にICレコーダー持ち歩いてますとか言ったらドン引かれるわ。絶対に言えない。法廷に提出する証拠でも集めてるのかな? とか思われそう。何のだよ。

強いて言えば「●●へ旅行した」ってのは世間話として出していい内容かもしれない。でも趣味:旅行を自称した時点で「あなたは鉄オタです」と暴かれてしまうご時世。正直苦しい。言うて旅先でやることだって列車の撮影とか放送の録音ばっかりだもんね。情状酌量の余地なし。

 

この世には「現実世界に発信できる近況」と「インターネットに発信できる近況」の2つが存在すると私は考えています。現実世界(=非オタク相手)での会話と、インターネット(=オタク相手)での会話で、提供すべき話題は変わるよねって話です。非オタ相手にでんちゃっちゃの話をペラっても刺さらんのじゃ。(たまにそういう話題を一般人に刺すのがうまい人がいて、私もそれになりたいなぁと思うのですが、それはまた別のお話)

 

近況報告を求められて、オタク相手にしか話せない話題しか持ち得ていない。

つまるところ私には「現実世界に発信できる近況」が乏しい、ということがわかりました。非オタの一般人相手に開示できる近況が、昨夜の晩飯くらいしか思い当たらないのです。なんもおもんないわそんな世間話。ちなみに昨夜はカレーうどんでした。ド深夜に夜食を取ると翌朝の寝起きがドチャクソ悪くなります。深夜帯の飲食は控えましょう。

いやいや世間話に面白さを求めるのはおかしいだろ。至極真っ当なご指摘だと思います。ただ他人同士の会話と自分と他人の会話を比べた時、明らかにその円滑度の差を思い知らされるような気になるのです。それを感じるたびに「あぁ、もっと話力があったらコミュニケーションも長持ちするのかな」とか思ってしまうんです。気を揉みすぎなのかなぁ。

 

そんなこんなです。

もっと他人に大っぴらに言えるような趣味とか活動とかをした方が良いんですかね。

 

 

インターネット近況

 

『ではインターネットに発信できる近況は何かありますか?』

「ないです」

『面接は以上です』

 

 

 

*最後までお読みいただきありがとうございました。

*本文内容は誤字訂正や読みやすさ改善のため、予告なく改変する場合があります。